美学の問題

美学ってのは、人それぞれ持っていて。。

たとえばあなたが、自分の作ったイラストの作品展をやろうとする。

あなたの知り合いが、とあるクラブでイベントを隔月で開催しているとする。

あなたは普段、そのイベントに寄りついていないが、自分の作品展をやるものだから、そのイベントに顔を出して「ぼく、作品展やるんです。よかったらきてください」などと、イベントの客に宣伝したりする。

こういった行為は、おれの美学に反する。
だからおれは、こういうことをやりたくないのだ。

変な例になってしまったが、利益のみを目的とした人は、醜い。
なぜなら、なりふり構っていないからだ。

知り合いに何人か、役者業をやっている人がいるが、連絡がきたと思ったら「舞台があります。是非きて下さい」だ。
普段連絡なんかしてこないくせに、だ。

たとえば、そんな風に誘われた舞台なぞに顔を出してみると、奴さん、俺に連絡したようにほかの知り合い何千人に同じようなメールを出している。
舞台を見終わった後に、世間話でもしようと会いに行くと、俺の知らない他の人と大抵話している。
そして、おまえと話している時間はないとばかりにあしらわらてしまう。

そんなことしてるから、いつまでたっても三門役者なのだ、と思う。
二度と、奴さんの舞台なぞ、見に行くものかと思ってしまう。

大都会、東京の人間関係など大体においてそのようなもので、人は人を人とは思わないような扱いをして、僕は、立派な人ですとばかりの顔をしてのんべんだらりと生きている。

会社で働いていても、夢を追いかけてフリーターで、役者なり音楽なりをやっていようとも
人の気持ちをないがしろにする奴は、だめなんだよ。
卑怯な振る舞いは、どんなやつでも鼻白んでしまうものだ。

おれは、美学ってものをもってほしい。
気高く生きよう、そういう思いが美学というものを形作るんだ。
バカは美学を持っちゃいない。

美学はとても大事なことだ。
美学は色あせちゃいけない。
周りにどんな人がいようが、変えてはいけないもの、じぶんの心の奥底に眠っている大事なもの。

それを手放したら、きみはおしまいなんだよ。