言葉がへっていく

いつからか、言葉がうまく話せなくなった。

人と話していても、とっさに単語が出てこない。
今日も業務を離れる先輩と話していて

「××さんと、初対面だったのは~」と、話そうとして
「××さんと、初体験は~」と言ってしまった。

いやはや、恥ずかしい。

で、こういう単語が出てこないのは、ここ一年くらい。なんだが話す話題がないな、と感じたのは結婚してからか。

若い頃は、自分のことやニュースやらをマシンガントークで話していたものだ。

落ち着いた、とはこういうことなのだろうか?

話題がないとは言ってるが、実のところ自分の趣味の話ならいくらでもできるし、相手の話を聞くのも好きだ。
だが「人と話したい!」という欲そのものが減退してしまってるような、あまり意欲的におしゃべりをすることがなくなってきたみたいだ。

嫁は逆によく話す。
俺が話さないからなのか、よく話して聞かせる。
俺もそれを聞いている。

友人とたまに酒を飲みに行くときは、いくつか話す。
しかし、どうも話題がとぎれることがある。
そんなときの沈黙は、なんともやりきれない。

話題がないってことは、なんだかいつまでたっても成長していないみたいだ。
本を読んだり、新聞をよんだり、ネットを見たりしながら、やはりなにかを頭に詰め込んだ方がいいのだろう。隠居しているわけでもあるまいし。

このブログは、ある意味そんな「失語症」に陥ってしまった自分のリハビリ日記みたいなものなんだろう。
意識的であろうと、なかろうと、そんなもののように感じている。