ジャンプするくらいの喜びを感じるようななにかをしたい。

怠惰は継続する。

平日。
通勤時間に携帯ゲーム、行きと帰りで三時間。
これではいかんと、小説なぞを読むが結局は同じことではないか、と思い、再び携帯ゲームをやりはじめる。

休日。
酒ばかり飲まずに、なにか身になることを勉強しようとおもい、喫茶店へ。
もって一時間。
喫茶店の帰り道、最寄りのコンビニでビールを買ってしまう。

怠惰は継続する。
こんなことをいうと、嫁は体を休めるのも大事だよ、といってくれるが
焦燥感は拭えない。

自分で決めた目標を達成しなくても、死ぬことはないから怠惰に陥ってしまうのだろう、と思い、いっそのこと仕事を辞めてヒリヒリした人生をおくってみようか、などと夢想して自分を慰めている。

ああ、愚かだなあと自嘲する。

年末が差し迫ると、今年は何をやったんだろ?と思う。
仕事をがんばった、とは思うが、さして給料もあがらず。上司との面談ではお前は貢献してるぞ、とかプラス評価だから、とかいわれるけれど
それがなんぼのもんじゃいな、と思う。

かといって、給料があがっても、どれほど俺は喜ぶんだろうな。

ジャンプしてまで喜ばないだろうな。

ジャンプするくらいの喜びを
感じるような、なにかをしたい。