嫁とゆっくり飯を食う
仕事がつまらん、とか
後輩が生意気だ、とか
友人に義理がない、とか
給料が安い、とか
なんのかんの、 悩みはいろいろあるけれど
嫁とゆっくり飯を食う。
それだけで
あぁ、 人生捨てたもんではないな
と、ふと思うのだ。
別に嫁との飯、でなくてもよくて
けして自分は不幸ではないという
確かな感触だということだ。
それを感じると
すこし調子に乗っていた自分の襟を正して
謙虚な気持ちでまた、頑張ろうと思えてくる。
失敗続きの日々のなかで
そのように、自分を慰めているのかもしれないが
大切な時間であることに
変わりはないのだ。