自己卑下するにはまだ早い。

思えば中途半端な人生を送ってきた。

 

絵を書くのが好きだが、バイトしながら漫画家を目指すほどの勇気もなく。
小説もどきも書いてみたが、バイトしながら小説家を目指す勇気もなく。
歌が好きだが、バイトしながらバンドをやる勇気もなく。
仕事でデザインをしているが、特筆するほど技術はない。
仕事でプログラムをしているが、特筆するほど技術はない。
競馬が得意だが、プロというわけではない。
パチンコが得意だが、プロというわけではない。

 

……などなど。


何もやってない人よりはそりゃ上手だけど
スペシャリストってほどではない。

そういうのを『中途半端』と定義するならば
割合、世の中ばかり中途半端な人ばかりなのかも知れない。

 

でも、それは悪くない。
いや、むしろ良いかも知れない。

 

組み合わせてみればいいさ。

 

自分の取り柄を一つずつあげてみて
組合せれば、なにか面白いものができるかも知れない。

 

たとえば、
小説を少しかけて
プログラムを少しできて
絵をちょっと描けるなら
サウンドノベルゲームを作れるよ。

 

競馬が好きで
プログラムが少しできるなら
競馬予想のシステムつくれるよ。

 

音楽が出来て
小説が描けて
デザインできるなら
素敵なマニアックな音楽雑誌なんか作れるかも知れない。
電子書籍とかね)

 

まあ、例を挙げればきりはないんだけど
要は、今まで、自分が生まれてきて
やってきたことを

 

ああ、俺ってば、中途半端だな。

 

なんて否定するよりは

 

むしろ、あれこれ手を付けておいて良かった!

 

と思うようになった方が
色々と良いことづくめだよ!

ということがいいたい。

 

自己を卑下するには
まだ早すぎるぜ。