同じレーンにボウリングの球を投げ続ける
同じレーンにボウリングの球を投げ続けたって
隣のレーンのピンが倒れるわけではない。
球を投げたレーンにあるピンが
倒れるだけのことで
ストライクの時もあれば、スペアの時もあるだけで
隣のレーンのピンが倒れるわけではない。
もし、隣のレーンのピンを倒したいと思っているのに
目の前のレーンに球を投げ続けている人がいたならば
君は彼を『狂っている』と思うだろう。
ただ、どうして、なかなか、世の中にはそんな狂った人も少なからずいるんだ。
新しい小説を買うことをせずに
昔読んでおもしろかった小説を
繰り返し読んでいる自分も
もしかしたら狂っているかも知れないね。