しへん

仕様変更、略して仕変(しへん)

システムエンジニアなら誰でも知ってる、そしておそらく皆、しへんは大嫌いだ。

システムの構築を、家を建てることにたとえるならば

八割がた完成した家で、いきなり施主に

「やっぱり、トイレの場所を玄関脇にしてくれない?」

みたいなもの。
システムは、家と比べて修正が楽なものだからそんな無茶を言う。
逆に行うと、お客の要望を細部まで詰めてなかったり、要望を勘違いしたりすると、仕様変更が発生する。

当然ながら、しへんが乱発するシステムは、いわゆる「ポンコツ・システム」になりうる可能性が高い。

苦労して完成しても、結局は突貫工事でなおしたものだから、レスポンスが遅かったり、動きが期待している物と違ったり……

第二次世界大戦でのフィリピン沖での空母戦闘では、ゼロ戦という当時最強の戦闘機を持っていたにも関わらず、戦力を分散したことが敗因だ。

それと同じで設計段階で、人員を小出し小出しするのではなく、設計段階だからこそ最大戦力を持って望めばこうはならないとおもうのだが、利益とかそういう政治が絡み、結局人が増える頃にはどうしようもない状況なっている。(大体が実装フェーズ、試験フェーズ)

お客の要望を知っている奴がいないから、設計書からして信頼におけない(品質が低い)
しかし、新しいメンバーは、知識がないため、誤った設計書で、実装してしまう。

本当に使えるシステムを作りたいんなら、利益をある程度捨てにゃいかんとおもうんだがなあ。

もしかしたら、それが狙いなのかな。
ダメシステムの修正という「先の長い案件」をねらって、わざとやってんだろうか?

そうだとしたら、その会社は長くないわなあ。