つらいことは忘れないように

つらいな、つらいな
でも、頑張らなきゃな
すぐに仕事辞めるわけにもいかないよ
家族もいるし、いまやめたら仲間も困るし
でもつらいな、つらいな

そうだ
いつかこの仕事が落ち着いたら
なにか自分で商売しようか
独立独歩で生きていこうか

そのために、いま準備の時間はとれないけど
なにか考えることはできるよな

ほとぼりさめたら
俺の「しごと」をやるんだ
俺だけが知っている
俺だけができる「しごと」をさ

平日に帰宅したら
パソコン開いて
なにか事業を起こすために
こつこつとつみあげていくんだ

毎週末も
家族サーヴィスもそこそこに
パソコン開いて
つみあげていくんだ

■■■

例えば、そんなことを思っていたとして
つらい仕事が一段落したあとに
のんびりと定時で帰宅し
冷えた瓶ビールを飲んで喉を鳴らしてちゃ
いけないよ

つらいことは忘れないように
 

鈍色の春

鈍色(にびいろ)ってのは
曇りの日の、空の色を想像するんだけど
はたして適切なのだろうか、よくわからない。

ようやく、一区切りしそうな予感。
しごとも、そして今年度もそろそろ終わりだ。

長かったなあ。
来年度はなにしようか、、なんて
暢気に考えてると、すぐに夏が来る。


NOと言わなきゃエンドレス

お客の要望にNOと言わなきゃエンドレスだ。

締め切りは来週の火曜日。
現在ソフトウエアの試験中なのだが、今回修正したバグ以外のものが、でるわでるわ。

試験はお客が取り仕切って実施していたのだが、全然試験してないことが、こう言ったことからもわかる。

いや、試験してない、と言うのは語弊がある。試験は何万項目戸やっているのは知っている。
要は大事な試験をしていない、ってことだ。

当然、お客は言う。

「これもついでに直して」

俺は調査して、工数を見積もる。

「直すのにはこれだけ期間がかかりそうです」

というと、お客から「もっと効率化できない?」とかひどいときには「何が何でも直せ!」とか言われる。

おれは、決してYESも言わない。というか言えないのだ。

ソフトウエアは根性論ではつくれない。
できない、とは言わない。
ある意味において、できないことはない。

それは事実なのであるが、ある程度の省略できない作業はあるのだ。それが見積もりに記載されていることなのだ。

お客は俺の会社の他の誰か(いわゆる御しやすいヤツ)に意見を求めたあと、こう言う。

「xxxさんは、もっとはやくできるといってますよ!?」

だが、俺はYESと言わない。

「じゃあ、彼に任せてみたら如何ですか? 僕は僕の見積もりを信じているのでYESとは言えません。」

なぜ、俺はそんなに頑なかと言うと過去にそれを呑んでヒドい目にあったからだ。


あと、お客はたまに勘違いをしている。

例えば、おれが一週間かかる、といったところを、お客が3日でやれ、といって開発がスタートする。

で、結局一週間かかったとした場合に
お客のそのまたお客が怒る。

「3日でできるっていったじゃねーか!」

そりゃそうだ。
で、お客は俺に言う。

「なんで遅れたんだ!」

「俺は一週間で見積もりを出したはずです。それを推して3日でできると、そのまた先のお客さんに確約したのはあなたでしょう?」

これはリアルにあった話。
もちろん、俺はおとがめなしだった。

見積もりは予定ではない。
見積もりは、最悪で何日、最良で何日と出すべきで、

調査 2人日
設計 5人日
実装 3人日
試験 4人日

とか書いてある見積もりを見ると、頭がくらくらする。
リスクが全く考慮されてない。
リスク込みの見積もりだ!というなら、じゃあそれも明文化してお客に提示しろよ!と思う。

少なくとも
①調査 2人日~4人日
②設計 調査で見つかった問題箇所による
③実装 調査で見つかった問題×5人時

リスク
ほげほげ
ぴよぴよ

くらいは最低書いてないと、誰も説得できないだろうと思う。

調査してから見積もりができれば正確なんだけど、それができないことが往々にしてあるからなあ。

NOと言わなきゃエンドレス、になってしまった。俺の先輩が安請け合い、ってわけじゃないがお客の要望を飲んでしまった。

この期間内に終わらせます、とのたまったからさぁ大変。

いや、終わるかどうかを心配してるんじゃなくて、品質が担保できるのか?ってこと。

短期間で高品質なものが作れたら、そりゃ良いけど、それができてればサービンインした後にこんなにバグはでない。

そのあたりを、俺たち開発者もお客も考える必要があると思うんだけどな。
多分、その先輩も納得して無いんだよ。

納得してないまま、物事を進めなきゃいけないことがあるってのは
子供じゃないから知っているんだけど
納得せず進めるプロジェクトがうまく言った試しはない。

それが続いていくと、品質が悪いシステムができてしまうんじゃないのか?

時間がないと、バグ箇所だけ直す、とか消極的対処をするのは、善悪で言うと悪だ。
全体を見て、本来こうあるべき設計、というものを調査、議論して、導き出して行くべきなのに
締め切りとか、今期の売り上げとか、稼働制限とかに、邪魔されて、なあなあのシステム開発が進められていることを、世間の人はもっと知っても良いと思うんだ。

話がだいぶそれたが
やると言ってしまったからには
最善を尽くそうと思う。

目下、それくらいしかできない。
いちエンジニアとしては。


大円団は、まだ遠い

ここニ、三日、先輩と喧嘩のような議論を重ねてきた。

正直、お互いウンザリしている節もあったが、今日になって気がついたこと。

散々言いたいことを言い合ったからか、お互いの知識レベルは同水準で、かつ、問題についてツーカーで話せるようになっている。

「もし、これがだめならあれをああして…」
「そうね。でも、あれをああするなら、これも考慮して」

あれ、これ、で互いの意図したことが伝わるようになっている。
不思議だ。

逆に互いを尊重?して、スマートに進めているチームはいまだに意識合わせがうまくいっておらず、締め切りに間に合いそうになさそうなのだ。
可哀想なのだが、今日えらい人に怒られていた。

「できない、は無い。できるために何をしたらいいのかを考えてくれ」

うーん。
正論だが、、もっと言い方はないものかと思ったり。

んで、俺たちのチームは結果として
喧嘩するほど議論してよかったのかもしれない。
イライラしたけれども。

ただ、まだ喧嘩腰は耐えない。

「…で、そんなこと原因が手が止まっている理由なのはなんでなんすか?」
「それはあの人がやるのに、なんで君がやってるの?」
「疑問があるなら、吐き出して下さいよ」
「設計を理解した上で言ってるの?」

などなど、若干とんがった、ぴりっとした会話が延々と続く。

まぁ、いい。
まずは、今週中に仕上げなければ。
このシステムを使う人たちのために頑張るのだ。

大円団は、まだ遠い。



伝わらないもどかしさ

会話に関することをまた書く。

たぶん、人とのコミニュケーションがうまくいってない証拠だ。

仕事を複数人で進めている。
皆、設計者だ。

今日は大きなコミニュケーションロスがあり、ちょっと慌ただしかった。

そして、イライラした。

話し合い、方針を決める。
じゃあ、これでいきましょう。

……。

って、誰やるの? みたいな雰囲気。
じゃあ、俺やるよといっちゃう。

皆が口頭であーしたほうがいい、こーしたほうがいいと、意見を言うけど、空中戦になって、結局まとまらず。。

「さっき何話したっけ?」みたくなる。

「それ、いったっけ?」みたいになる。

いっそのこと会話を禁止しようとおもう。
ちゃんと考えて、資料作った上でチャットで話した方が、やることがまとまる。

口で話したことは、伝わらない。
絵や図がないと伝わらない。
独り合点して、物事を進めて、俺も失敗した。

ちゃんと、資料を読み、疑問点を書き出して、曖昧なものを整理しないとだめだ。

人がたくさん集まったって、おしゃべりしてちゃだめだってことがわかった。

伝わらない、もどかしい
だけならまだいいけど
仕事が進まない、イライラしてギスギスしていくのは
会話が諸悪の根元だ。

相手がなにいってるかわかんねーんだもの。
で、たぶん相手も、同じことを思ってる。

あしたは、話さないぞ。

会話すると、ろくなことがない

人と会話しても、ろくなことがない。
そういう時期が、たまにある。

そういうときは、きっと
自分の話し方とか、自分の表情とか、立ち居振る舞いが
悪い印象を与えているかもしれない。

めいめいが抱えるストレスってやつか。
おれも、みんなも。

そういうときは
人との交流を断ち切ってしまって
黙々と貝のように押し黙ってしまった方がいい。

でないと、こちらもあちらも
疲れ果ててしまう。

余裕の無いときこそ
さっさと仕事を終わらせて帰ろう。

諸悪の権現は
働いた分だけ客から金がもらえる契約形態なもんだから
ついでに会社の業績目標まで後一歩だからといって
閑なのに、こんな時間まで働けよ、と指示する
会社の方針なのかもしれない。
客からしたら良い迷惑なんではないかな。

そして、労働者の側ではなく
資本家の側についた人ほど
誰よりも早く帰宅する。

そりゃあ、みんな、疲れちゃうよな。